私の社会不安障害を救ってくれたのは、新聞に載っていた記事でした

私は、「社会不安障害」という言葉が生まれる前から社会不安障害です。
最初に付いた診断名は、対人恐怖症でした。

社会不安障害は、パニック障害とも似通っていると思います。
特定の場所でドキドキしたり、吐き気がしたり、人によって症状は様々です。

私は、広場恐怖があり、逃げられない状況になると
吐き気がして意識が遠のきます

体が震え芯から冷たくなります

こんな私を救ってくれたのが、新聞に載っていた記事でした。

こういう症状は病気なんだと、
病院へ行き適切な処置をすれば治るんだと教えてくれたのです。

しかし当時は心療内科やメンタルクリニックなどほとんどなかった時代です。
私は不安になりながらも電話帳を広げました。

すると、近くに心療内科があるではありませんか。
私は勇気を出して、病院へ行きました。

精神科も標榜していた大きい病院だったので、
待合室は初めての人間には戸惑う場所でした。

暗い場所に、いろんな年代の人たちがいました。

私の番になり名前を呼ばれて、
私は先生が怖い人だったらどうしようかと思いました。

「あなたは病気じゃない、甘えているだけ!」そう言われたら。

そして心の問題なのに、それが薬で解決できる、
というのもいまいちピンときていませんでした。

しかし病室に入ると先生は優しく迎えてくれ、
抗不安薬を処方してくれました。

「これで楽になるからね。」私が、
「治るのでしょうか。」と恐る恐る聞くと、
「治ります。」と言ってくれました。

そして少したって人前に出る用事ができた時、
初めて薬を飲みました。

その日はその用事のことで頭がいっぱいで、
ものすごく緊張していました。

…が、十五分もするとその不安は消え、
私の気持ちは落ち着きを取り戻しました。

何も怖くない。

全然平気!

私はその日、無事に用事を済ませ、薬のすごさを知ったのです。
今も私は薬を飲んでいます。でも、その回数は減ってきました。

できることがどんどん増えました。

薬を飲んでですが、できることも増えました。

私は、薬を飲んでいても、人間らしい生き方ができれば
それでいいんじゃないかと思います。

何もできないで家に閉じこもっているよりずっといい

今もし苦しんでいる方がいるならば、
少し勇気を出して病院へ行ってください。

きっと今の生活よりずっと生きている実感を
感じることができるようになると思います。