自分に対する苛立ちや劣等感から、ますます人目が気になるという悪循環に陥っていたように思います

10代のおわりに、社会不安障害という診断を受けました。

大学入学後間もなかったのですが、当時は通学ができず、
通院して待合室に座っているということ事態が苦痛で、
またそんな自分に対する苛立ち劣等感から
ますます人目が気になるという悪循環に陥っていたように思います。

一人暮らしだったため、ほとんどお医者さまとしか会話しない状態でした。

はじめは投薬と、ほんの少し話を聞いてもらうだけという治療が続きました。
1年ほどそれが続いたと思います。

目覚しい変化というものはありませんでしたが、
不安で恐ろしいなりに、大学へ行ってみようかという気持ちがうまれていました。

お医者さまに励まされたこともあり、通学してすぐ帰ってくる、
という生活を始めました。

その頃もやはり、自分の状況に焦りや苛立ちがありました。

年度がかわり、留年してしまっていた私は年下の人の中で、
また少しずつ通学していました。

顔を出し続けることで話す相手が自然とでき、友人になり、
友人に引っ張られて通学するようになりました。

この頃には少し長くお話できるようになっていたためか、
投薬と平行してカウンセリングも受けることを勧められ、そうしました。

相変わらず怖いことだらけでしたが、
友人にせっつかれて、アルバイトも始めました。

この辺りで、私ははじめて自分の状況を振り返り、
認めてやることができるようになりました。

通院して薬を飲んでも、なかなか効果が実感できないこともあると思います。
風邪薬のようなイメージでいると、焦ってしまうこともあります。

もやが晴れるように、という表現がありますが、
私が社会不安障害の治療を受けている中で感じた回復の仕方は、
海の真ん中から陸を目指しているようなものでした。

はじめは陸が見えず、また近付いても波のせいでまた遠ざかることがあり、
でも気が付けば足の付く浅瀬まで来ているのです。

焦らず、ゆったり構えて自分を眺め、
今できるようになったことを数えるようにしてください。